6932遠藤照明 2020年3月期

減収減益、そこそこ稼いでいる割には株価の評価(600円前半)が低い。投信比率は約25%、大きく保有している所は無さそう。

家庭用照明事業は難しいだろうが、商業用照明なら国内市場である程度の規模は確保できると思う。LED化は一巡しただろうが、それでも売上確保出来ているので、悪くなる要素は少ないと考えるが。

2017201820192020
売上高39637401263975739171
経常846276032292562
純益211132623491917
EPS14.389.75158.98129.77
総資産53214524245072850250
純資産18659202482096722310

中間時点
実力値と言った所、ここから伸びるかどうか。今のところ、伸びる筋が見えない。EPS90円で配当30円、900円ぐらいあっても良いと思うのだが。

2019年決算

20152016
売上高4013844000
経常21472562
純益1585-3534
EPS107.3-239.21
総資産6022958136
純資産2600520585
年間配当5040
以後年間30円

8697日本取引所グループ 2020年3月期

事故が無い限り安定しているので、資産株としては優秀。日本の地位が低下して東京市場からシンガポールや上海市場に流れ始める時がリスク。

EPS90円台でここ数年は安定、大きく収益が伸びる要素も無いので、今の水準が当面続くと考える、配当性向がすでに60%と高く、これ以上の配当は望めないと思う。

今の2500円は割高。長期保有の株主優待が優秀なので、長期保有の個人は多いと思う。

7615京都きもの友禅 2020年3月期

ボロボロな決算、倒産してもおかしくないレベル、今まで無借金だったのでリスクは小さかったが、ついに借金に手を出して、資金繰りでも赤信号。短期借入金が250百万。純損が続いて資産が減少、配当も続けてさらに資産内容が悪くなる。

大株主にファンドが連なっていて、ファンドによって株価維持されている状態。株価でみても下落リスクしかない。そこそこ売上あるのに、利益だせないのは疑問が残る。一般呉服を切り捨てて高級路線転換、振袖と高級装飾品に集中すればいい。

赤字で資産が食われている現状では、株価200円前半は妥当、むしろ下落リスクの方が高い。配当無くなれば100円割れても不思議でない。

2017201820192020
売上1213010545924010514
経常762151-812-269
純益45037-818-420
EPS373-68-35
総資産15565142791284112173
純資産7495702659085342
BPS627588494446

2020年中間 自転車操業開始

2019年3月期 終わりの始まりか

4031片倉コープアグリ 2020年3月期

2017201820192020
売上38657373353833337561
純利益50810711001877
EPS50.27106.3100.1290.28
総資産43601439744335742214
純資産21574221832250222364
BPS2129.732199.552275.342333.76

2020年中期計画目標は何一つ達成できず(売上41000、純利益1400、ROE6%)。売上とROEの両方を狙うのはハードル高い、せめてROEだけでも現行の3.9%から6%に上げて欲しい。国内の肥料事業が10%弱も伸びる訳ない。今の売上高で利益を拡大できるように効率化を最優先にしてほしいね。

高シェア、安定配当株として配当性向50%、EPS>100円が最低限ラインとしての魅力。海外事業の成功でプラスα狙い。ファンドからの人気低い。

2020年中間期

4031片倉コープアグリ 2020年3月期中間決算

中間の成績は優秀、増収増益と売上と営業利益は伸びているが、最終的には減益予想としている。下期で採算性が悪化すると見ているようだ。配当性向50%宣言、昨年度50円から40円に下がる予定。

営業利益は高水準維持をしそうなので、海外展開の方向性は良いと思う。少なくとも財務数字は良い方向に向かっていると読み取れる。中期計画2020年度の目標が利益14億円、これは今年度予想8億の約2倍。中計達成は難しいのでは?売上高営業利益率が3-4% とかなり低いので、脆弱なのが弱い。JAが20%の大株主なので、国内はそこそこ確保できる安定性はあると思う。ROE経営を掲げている中で、BPSは2000円近くあって低ROE。

売上減、利益減、株主資本減の京都きものと同パターンの可能性もあるが、海外展開や農業(食料)はテーマ性があると思うし、BtoBなので簡単にはそうならないと考える。

1844 大盛工業

NISAの空き枠を埋めるために保有してしまった、塩漬け株。配当継続して欲しい。

2020年中間決算(2020/04)
2022年までの計画では売上高伸びず50億~55億で推移、営業利益が4億程度。株価は200円超えれば良い方だろう。基本的に内需、公共工事、なので延命はされるだろうが、将来は見通し立たず。それを反映して株式の70%は個人保有、金融機関は30%弱しかない。

2019年7末決算 (2019/11)
建設事業(80%)が堅調、不動産事業がプラス浮上。一方で通信事業とその他が弱い。不動産事業を伸ばすためにその他事業においてクローゼットレンタルや鍼灸接骨院を行っているみたいだが、損失垂れ流し状態。
2020年7月末で東京都の上下水道工事の半数が終わって収益が大きく落ちると予想されている。そのための不動産事業だが、うまく行っていない。
EPS 10.4円 なので、来期EPSはこれより下を見る必要がありそう。株価は200円台なら良い方だろう。

2914JT 2019年12月期決算

基本的に減収減益の悪い決算、国内タバコは減(-65億本、755億本)、海外増加(+182億本、4458億本)だが、為替で減益。医薬も弱い。株主優待も劣化。はっきり言って配当ぐらいしか良いニュースが無い。

一株当たり利益が漸減しているのがよろしくない。それでもEPS196円は底堅い。短期では成長の源泉は海外タバコしかないだろう、シェアを伸ばせる余地はありそうだが、EPSで220-240円、株価2500円がターゲット。

のれん代は約2兆円のまま。

4755楽天 2019年12月期決算

理念;イノベーションを通じて、人々と社会をエンパワーメントする

イノベーションリーダーとは思えないが、経済圏を造ろうとしているしている点は国内では先進的かもしれない。売上15%増でも営業利益が約60%減の727億、赤字319億(前期1423億)とスマホ事業の投資で赤字。

主力のEC事業が減益なのが気がかり。モバイル事業は無償キャンペーンなどで大赤字中-600億。モバイル事業が反転プラスして、安定して1000億以上が稼げるようになれば、時価総額1兆円水準は固くなり、今の800円水準は安くなると予測。スマホ事業は一定数の会員、赤字以上は確保できるのでは?と思っている。

株主優待が楽天ポイントから楽天キャッシュと利便性が低下。楽天トラベルのクーポン1000円×2は便利。

2018年結果について

3048 ビックカメラ 2019年8月期決算

売上が過去最高だが、利益伸びず。家電量販店からの脱皮を続けている、店舗数が少ないし、内需なので大きな失敗は無いと思っている。旧コジマとソフマップが潜在的な爆弾。後はネット通販でポジションを築けるか、楽天などとの連携でAmazon対抗という戦略が見える。小売らしく規模を追い続けているが、どこまで規模を追求するのか?

長期保有狙い。配当がまだ増やせる余地がある事と、優待を含めれば配当は今でも悪く無い。

6178ゆうちょ銀行 2020年3月期中間決算 

特に変化も無く、収益にインパクトのある事も無しのように見受けられる。下手に業界をリードするより、後追いで十分。すでに配当性向70%程度なのが微妙だが、ひと昔前の年間5000円/単位の配当を続けて欲しい。

郵政が株式の80%強を握っているし、銀行という名の公益株。個人にとっては銀行預金みたいな扱いで十分なのではと思う。