2006年の中間決算で長期未収債権の譲渡による特損を出す、その額なんと約68億。資産300億、営業利益10億レベルの会社には大きすぎる。目指していた姿は良かったと思うが、会社の規模が小さかった、その割に管理がまともに出来ていなかった。その後は財テクに追われ本業が縮小、最終的には自己破産。リーマンが150億のMSCBを引き受けてぼろ儲け、まあその後にリーマンも消えた訳だから因果応報でしょうかね。
”会社個人事業主の軽トラック購入に係る割賦債務が滞り、信販会社などに対して債務保証していたことから、長期未収入金や破産更生債権が発生し、財務内容が毀損。自己資本拡充のため、下方転換価額修正付き転換社債(MSCB)を相次いで発行。07年4月にトラステックスホールディングスに商号変更し、同社は純粋持株会社に移行して、軽貨物運送事業は会社分割した新軽貨急配に移管していた。その後、08年7月には過去に不適切な会計処理が行われていたことが発覚。同年10月に大証の監理ポストに入り、翌09年2月には上場廃止となっていた。その後2011年4月に自己破産している。”