マイレージ修行の際に立ち寄った記念館。対馬丸の話はここを訪れるまでは知らなかった。
要約すると、戦時中に沖縄から疎開者を輸送する船が米軍に沈没させられて多くの犠牲者が出たという事。当時は旧式の軍船を利用して輸送船としていたため、米軍に追尾された。おまけに航行速度も遅いので、標的にされたら逃げられない。特徴的なのは学童疎開者が多かった事、親元と故郷を離れて海のどこかで放り出されてしまう絶望感は言葉にならない。
例えば、鹿児島の特攻隊関連の記念館と比較すると、遺品や遺物の数が少ない。展示スペースも小規模なので、多くの物が見れると期待しているとがっかりするだろう。そう考えると記念館として500円は高いと感じる。
夢や希望を奪われた人達の分を我々は平和に生きる使命がある。ただ、これは対馬丸の件に限った事では無いので、同様な教訓は他の記念館でも触れる事は出来る。事実と感情論をしっかりと分けてある印象を受けて好印象。ただし、沖縄旅行の中で推奨するかと言われれば、特に推奨はしない。

