2019年度1H業績 JT 2914

まとめると為替でマイナスだとの見解、特にイタリアとロシア。為替一定ベースなら当初見込み通りであると。為替一定なら営業益6100億、実際は5230億。成長よちも安定配当狙いの銘柄だと思うが、直近の株価2230円なら配当率約7%と高い。市場は利益下がって、配当も下がると予測している訳で今後の展開に注意。

国内タバコ事業は数量減、利益微増、営業益で約1000億。海外タバコが約20億ドルで2倍以上の規模。買収効果で海外は伸びる。

医薬と加工食品は減収、利益貢献がほとんど無し。RRP(Reduced Risk Products)、加熱式タバコを成長ドライバーとして位置付けているが、紙タバコからの切り替えだと全体は伸びないと思われる(むしろ製品群が増えてマイナスの可能性)。JTは低温加熱(蒸気)なので、安全性という観点からしてアドバンテージが出る可能性があり、そこが他社からシェア取れる光となりそう。

のれん資産が総資産5.5兆円の内、2兆円程度と比較的大きい。買収余地は少ないと思われるので、既存事業の伸びと安定性がポイント。